安全バー

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ハロー

いまは仁川に降りたつ母親をむかえにいく、電車を待っている。今日の昼に22キロのキャリーケースを押し歩き、近所の大学の郵便局に荷物を送りに行った。電車が来たので乗る

郵便局の話 大学内に位置するものだと、基本的に外国人学生の応対に慣れているので、だいたいの職員のひとはやさしい。持ってきた荷物の中に、今年の5月ごろ友達と行ったゲームセンターでもらった景品があったのだが、床にキャリーケースをひろげて箱に詰めていると、職員がやってきて、ピカチュウだね!と言われた。笑ってるピカチュウの人形   帰り際にも、書類に書いた英字をほめてくれた。

そのあと、82年生まれキムジヨンの映画を観に行った。ソウルに来る前の1月末に原作を読んでいて、めちゃめちゃショッキングというか、言っていることはまったくめずらしいものではないのに(それはそれとして大きな問題だが)息苦しくなりながら明大前駅でズーンとしていたのだけれど、映画版では比較的ライトにまとめられており、今後の救いが望めるようなラストになっていた。小説版のラストは、なんというかもうホラーなので。最後がいちばん厳しかった。今回はカウンセラーも女性であった。帰宅して(小説はこちらに持ってきていたので)ラストシーンを中心にパラパラと見返していたら、原作版カウンセラーの〈妻〉が数学ドリルに嵌っていた。映画版に保育園つながりで登場した彼女の夫なのだろうか。とりあえず時系列的に該当しそうなあたりを読み返してみたがとくにそういった描写は見つからなかった、読んでから日が経っているので原作の内容がかなり抜け落ちているだけかもしれないが。

あとこれはまた別の話だが、登場人物たちの会話がマジで聞き取れてびっくりした。映画館 ほとんど行ってなかったので、最後にみたのMoneyなんだけど(大昔)題材の違いはあるにせよさすがに成長しているのだろうな、、という密かなよろこびを得た。映画版キムジヨンの感想 随時追加していきたい

いつも安全バー更新するときパソコンだから文字サイズの調節しているのだけれど いまスマホで打っているからPC版で見たら字でかいだろうな

空港鉄道に乗り換える駅に着いた。交通カードチャージしないと  した  この駅自体は何度も来たが、小さいバッグひとつで空港に向かうのは地味にはじめてかもしれない 最初来たとき改札出ることさえ苦戦して駅員呼んでいたのが懐かしいな、いまでは駅さえもたしなめることができる。そういえば中国の地下鉄でも一回改札出るのに失敗して、ニコニコと手振りで切り抜けた記憶があるが 外の世界に出るのはたいへんだよな ためされているような気持ちになる(いまルックアップしたらthe examination of ticketsと出た。たしかに)

 

追記:12/8 文字サイズを修正した。日本では死にそうになりながらもなんとかやっている。昨日、とりあえず生きられる程度の環境に身を置くという目標を打ち立てた。